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2021.06.11
身体の不自由な人それぞれにあった介護リフォームをしよう
自宅で身体の不自由な人が生活する上で必要になってくる介護リフォームとは、玄関など通り道全ての段差解消、手すりの設置、お風呂場・浴槽など水回りのリフォームなどが必要になってきます。
ここでは、お風呂場・浴槽の介護リフォームについて、どのようなもがあるかご紹介していきます。
お風呂場での介護リフォームのポイント
お風呂場で真っ先に行う介護リフォームは、手軽な手すりの設置です。
お風呂場出入り口や浴槽など、身体を支える必要があるところに手すりを設置するだけでも、身体の不自由な人でも浴槽に入りやすくなります。
次に、段差を無くす工事をしたり、床を水切れよく滑りにくく適度に軟らかいものに変えるなどすると、もっと快適にお風呂時間を楽しむことができるようになります。
賃貸住宅など段差をなくす工事をすることが難しい場合は、段差を小さくする工夫をしてみましょう。
10センチほどの踏み台を設置するなどから始めてみましょう。
ただし、水回りなので腐食しにくい材質のものを選んでください。
浴槽の介護リフォームには、様々なものがあります。
浴槽内に腰掛けを兼ねた段差のある浴槽を埋め込んで床との段差を小さくする方法、浴槽の側面の一部が半分ほどパタンと外せるようになっている浴槽を使う方法、大掛かりな施工が必要となるリフトを設置する方法などがあります。
ご予算とお使いになる方の体力を考慮したお風呂の介護リフォームを施工業者に相談してみると良いでしょう。
ここでは紹介しきれていない様々な浴槽があります。
お風呂の介護リフォームで次に考えるべき点は、洗い場です。
鏡の位置、シャワーヘッドを掛けるところの高さ、シャンプーなどの置き場所、そして最も大事なのはカランの操作性です。
鏡の位置は縦長の鏡を設置すれば問題ありません。
曇り防止加工などしてあると便利でしょう。
シャワーヘッドを掛けるところの高さは、使う人の身長に合わせて設置しましょう。
手すりにシャワーヘッドを掛ける所が付いていて上下することが出来るものもありますが、何かの拍子に動いてしまう可能性があるので、使うかどうかはご家庭内で相談して決めましょう。
シャンプーなどの置き場所も、使う人の高さに合わせて設置しましょう。
最も大事なカランの操作性ですが、蛇口に出すかシャワーに出すかの切り替えと、温度調節とありますが、誰でも分かりやすく見やすい簡単なものにしましょう。
カランなどについては、施工業者にカタログがあるはずなので、そちらで確認してお好みのものを選んでください。
介護リフォームの補助金
お風呂場の介護リフォームにあたり、新たな浴槽の設置や手すりの設置など費用が嵩むことが想定されます。
お住まいの自治体によって違いがあるので詳しいことはお伝えできませんが、介護リフォームの補助金がある場合があります。
詳細については、お住まいの自治体の担当窓口にてご相談ください。
また、要介護認定を受けている場合は介護保険が使える場合があります。
日常のサービスで使える点数が減ってしまうなどの支障があるので、担当のケアマネージャーさんなどに確認してみてください。
今回は、お風呂場の介護リフォームについてご紹介してきましたが、まだ足りない部分があると思います。
気付いたことや、疑問に思ったことは施工業者に小さなことでも相談してみましょう。
また、福祉用具の販売や貸し出しなどを行っている業者や担当のケアマネージャーさんにも相談してみましょう。
身体の不自由な人が、自分で出来ることが1つでも多くあり現状の健康を維持もしくは改善できる、楽しみのあるお風呂を作りましょう。
毎日しかも永く使う場所代ですから、納得のいく快適な介護リフォームをしてください。