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2021.07.09
外壁塗装の正しい耐用年数を知り、適正な時期にリフォームしましょう
皆さんのテナントやご自宅の外壁は、現在施工してからどのぐらいの年数が経過していますか。
外壁は外壁塗装の耐用年数によって劣化し、汚れや水の侵入の原因となります。
塗料の適切な耐用年数を知ることでテナントやご自宅のリフォーム時期がわかります。
耐用年数は2つの種類に分けられる
外壁を左右する耐用年数は2つの種類に分けられます。
まず建物全体の耐用年数です。
こちらは木材やコンクリートなどの家を建てる際の建築材によって左右されます。
また、海辺に近いところや雪害が多いところなどによっても建築材は耐用年数に影響します。
一般的に新築の家や中古の住宅を契約する際に、定期メンテナンスの契約があるので予め建築材の耐用年数は購入の際に確認しておくと良いでしょう。
2つ目は外壁塗装の耐用年数です。
こちらは塗料の耐用年数が異なるため、現在どのような種類の塗料が外壁に塗られているかをまず把握する必要があります。
また、同じ塗料の種類でもメーカーによって公表されている耐用年数には開きがあります。
現在多く使用されている一般的な塗料の種類にはウレタン系塗料やシリコン系塗料、セラミック系塗料などがあります。
最近では屋根や外壁に光触媒塗料なども用いられるようになっており、リフォームの際の塗り替えにも人気です。
近年は外壁塗装の寿命を延ばすため、予め耐用年数の長いシリコン、ラジカルや光触媒系の塗料が人気となっており、最大で約15年程度の寿命が期待できます。
コストは高いですが、ビルの外壁塗装に用いられているフッ素系の塗料は約20年程度の耐用年数が期待できるとされ、大型商業施設など塗装の塗り替えに膨大なコストが予想される建築物に用いられるようになりました。
地域や気候によってこうした耐用年数にはもちろん差はあります。
一般的なご家庭の外壁塗装の場合、屋根と外壁では塗料が異なっている場合があり、リフォームや再度塗り直す場合に耐用年数のずれが生じるケースもあります。
そこで、初回の塗り直しや、新築の施工時には次のリフォームなどの工事を想定した塗料選びが重要です。
特に新築時は決めなければいけないことが多いので、つい外壁塗装などの塗料はお任せ気味になるようです。
塗料のコストは高くても、頻繁に塗り直さなくて済むので初期の段階から高コストの耐用年数が長い塗料を選ぶこともおすすめです。
一方で、常に発色の良い外壁を保ちたい方の場合、安いコストで頻繁に塗り直しを行うのも外壁塗装を美しく保つコツです。
どちらも外壁塗装においては正解ですので、予めどのような方針にするか決めてから施工をすると良いでしょう。
塗料の色を配慮する
外壁塗装において良くある悩みとして、耐用年数と併せて色の問題もあります。
汚れが目立ちにくそうな黒は、実は白っぽい汚れが目立つころがあります。
また、目立ちやすい塗料は雨や風で部分的に塗料が剥げてしまうと、とてもその部分が目立ってしまうことがあります。
地域によっては景観保護の観点から希望する色が使用できない場合もあるので、耐用年数と併せて色も配慮するようにしましょう。
汚れが目立ちにくいグレーや茶系の塗料もたくさんの色の種類があるので、じっくりと選ぶのがコツです。
業者選びのコツ
もしもリフォーム時などで塗り直しを希望する際には、業者選びをする際にもコツがあります。
近年はインターネットを経由して一括で外壁塗装業者などに見積もりを依頼することが出来るようになりました。
外壁塗装は塗料の値段の他に、業者の日当などが合わさって請求されます。
見積りを複数社取って、どのような料金が請求されているか確認してから依頼をするようにしましょう。
外壁塗装はその耐用年数を知ることで適正な時期のリフォームが依頼できます。
見積りを確認し、不要な工程が無いかも併せて確認するようにしましょう。