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2022.01.28
意外と多い新築時の冷蔵庫の注意点とは?幅や置き方のポイントを解説
新築の際は内装や外壁には気を配るものですが、意外と疎かになるのが「家電の幅」です。
内装と冷蔵庫の幅が合わないトラブルは意外と多いのです。
また、家族構成の変化などにより冷蔵庫を買い替えたくてもサイズが合わないことがあります。
そこで、この記事では新築時に気を付けるべき冷蔵庫の設置について解説します。
冷蔵庫を購入する際に気をつけること
新築時はたくさんの家電を新調する方も多く、最新の冷蔵庫を購入することを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、新築施工時や家電の購入の際には一度立ち止まって検討しましょう。
では、冷蔵庫の購入時に気を付けるべきポイントはどんな点でしょうか。
ポイントは3つあります。
「冷蔵庫の幅と動線の計算」
冷蔵庫の大きさや幅を考慮せずに設置をすると、動線を遮るように冷蔵庫が突出する可能性があります。
冷蔵庫1つのせいでキッチン全体が狭く感じられる場合があるので、新築時には購入する冷蔵庫を想定して設計をすることがおすすめです。
キッチンのメーカー規格と家電メーカーの規格が合わないことも想定されます。
この場合、冷蔵庫のスペースを予め作ることも1つのアイディアですが、通路幅を含めて動線にゆとりを持たせることもおすすめです。
キッチンは毎日家事をする場所なので、冷蔵庫本体の幅はもちろんのこと動線の幅も含めて入念に打ち合わせをしましょう。
「搬入する際の幅を考慮する」
新築時に意外と多いトラブルが、そもそも玄関に冷蔵庫が入らないというトラブルです。
特にマンションの場合には新築時でも一般住宅と比べると玄関の扉の可動域には制限があります。
また、戸建の場合でも大型の冷蔵庫が玄関やキッチンへの入口から入らないというトラブルがあります。
こうしたトラブルは冷蔵庫以外にも想定できます。
家具や家電は搬入する際の入口サイズを考慮していないと、そもそも設置することすらできなくなってしまいます。
別途違う方法を模索するか諦めることになってしまう事態は避けたいところです。
予め玄関は両開きの可動域が広い施工を行う、キッチンやダイニングへの入口はゆとりを持つことがおすすめです。
また、冷蔵庫を含む家電や家具は搬入する側のサイズのことも踏まえて購入をしましょう。
「放熱する幅」
冷蔵庫は冷やす・凍らすための家電ですが、熱を帯びる家電でもあります。
つまり、設置の際には放熱するために余裕をもって幅を取り設置することが必要です。
放熱が出来ないと空冷がうまくいかない、壁が熱を帯びて焦げてしまうなどのリスクも考えられます。
放熱する幅への考慮が無く新築時の設計がなされてしまうケースもあります。
しかし、必要以上に幅を取るとリビングなどのスペースを狭めてしまう可能性も否定できません。
そのため、収納スペースと合わせて施工をし、冷蔵庫の周辺がデッドスペースにならないように工夫をすることがおすすめです。
加えて、今お使いの冷蔵庫を新調せずに新築の際に使う場合には、サイズや放熱の幅を測り、設置できるかどうかを事前にチェックしましょう。
よくある事例として、お使いの冷蔵庫の幅を確認せずに新築の家に運ぼうとしたところ、わずかに幅木をカットする必要が生じた、というケースがあります。
そうならないように施工の段階からきちんと確認を重ねるようにしましょう。
また、冷蔵庫は開きに左右の制限がある場合、使い勝手が良い場所に置かないと完全に開けないトラブルもあります。
置いても使えない、と言うトラブルを防ぐために、この点も入念に施工前に打ち合わせをしましょう。
まとめ
この記事では新築時によくある冷蔵庫のトラブルについてご紹介しました。
真新しい新築の家に理想の冷蔵庫が置けない事態を避けるためにも、事前に幅を含めたサイズを細かく確認することが大切です。
新築の設計段階では内装や外壁だけではなく動線や家電の設置など実際に毎日暮らすことを考慮して打ち合わせを重ねましょう。