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2023.10.27
ー新築戸建て住宅 和室のある住まいづくりは不要かどうか?ー
新築住宅の間取りで後悔しやすいポイントについてご存じでしょうか。
例えば、部屋の広さ、収納不足、家事動線の悪さなどです。
新築住宅を建てたものの、すぐに間取り変更リフォームはしたくないものですよね。
そのため、おしゃれな新築間取りに「和室」を設えるかどうかを、悩むケースも多いです。
今回は、新築に設ける「和室」についてご紹介していきます。和室のある住宅の良さをぜひチェックしてみてください。
メリットとデメリット
新築住宅に和室を設えるメリットは、「リラックスできる」「調湿効果がある」「すぐに横になってくつろげる」などです。
お客さまが来れば和室に通し、横になりたくなれば布団を敷くと寝室になるなど、汎用性の高さは魅力です。
また、障子は風通しが良いため、湿気の多い時期も快適に過ごせます。
一方、「メンテナンス費用がかかる」「高齢にならないと使いづらい」「古臭い」などの後悔する意見もあります。
確かに、畳、障子、襖はメンテナンス頻度が高くなりがちです。
後悔する意見については「素材選び」「使い方」「デザイン性」で改善可能です。決して後悔しないでしょう。
おしゃれ
おしゃれな外観、内装の新築住宅は数多く誕生しています。
和室を設えることで「古臭い」印象を与えてしまいそう…。そうしたマイナスイメージも持たれがちです。
ですが、令和時代の新築には、その時代に適した和室を提案できます。
おしゃれなアイデアなども豊富に展開されています。
最近の和室は、昔ながらの古風なイメージとは大きく違います。
畳一つとっても、形や色もさまざまにあります。
新築イメージに合うものが選べます。
もちろん、おしゃれな和室を設えるには、まわりに隣接するスペースとのバランスが重要です。
例えば、和室の隣がリビングになる間取りは一般的です。
フレンチスタイルやモダンスタイルのリビング空間に、従来の古風な和室を並べると違和感のある空間に仕上がります。
これも後悔につながる内容です。
隣り合う空間同士が自然につながるように工夫するだけでまとまりが出やすくなります。
リビングのスタイルに近づけると古風な和室もガラッとおしゃれに仕上がります。
さらに、畳こだわってみるのもおすすめです。
従来の畳と比べると、カラーバリエーションも豊富で、フチなしの正方形の形もあります。
市松模様(チェック柄)の畳式にするだけで、グッと今の新築デザインに近くなるでしょう。
希望する雰囲気やコンセプトに合わせやすいデザイン畳も検討しましょう。
新築住宅に和室はいらないか
和室が使いにくく過ごしづらくなると、スペースがもったいなく感じてしまいます。
そのため新築住宅に和室はいらないと言われてしまうことが少なからずあります。
しかし、子どもが遊ぶスペースにしたり、客間に利用してみたり、洗濯物を畳んだりなど、目的をはっきりさせたうえで利便性も兼ねた和室を設えば、むしろ使いやすく必要性を感じるでしょう。
なかには、和室でなくても良い声が少なからずあります。
新築で設えるつもりなら「役割を複数もたせて老後まで使えるようにする」ことをおすすめします。
小さな和室をひとつ設えて多目室にすれば、理想の間取りに近づくことも可能です。
実際、洋室より足腰に優しい和室空間のほうが老後生活には適しているとも言われています。
自立心を損なわない暮らし方がしっかりできるでしょう。
おわりに
ムダなスペースをつくらない、そのような和室を設えることが可能です。
もちろん、おしゃれな新築づくりに和室が絶対必要ではありません。
ライフステージにあわせて後々、洋室を和室にリフォームも可能です。
しかし、不要にさせないデザイン性で取り入れてみると使える用途が増えて、快適さが増すでしょう。