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2022.02.11
延床面積は配慮すべき?新築時に知っておきたい住まいのコツ

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新築住宅をご検討の際には、様々な展示場や展示住宅をご覧になるでしょう。
その際に受け取る住宅の資料には、必ずと言っていいほど「延床面積」についての記載があります。
新築住宅の建築には延床面積を踏まえて行うことが必須です。
そこで、この記事では延べ床面積を中心に新築時のコツを解説します。

延床面積とは
延床面積とはいったいどんなものなのか簡潔に解説しましょう。

延床面積とは簡単に言うと、床面積の総合計です。

例えば平屋住宅なら一階部分の床面積のみ二階建て住宅なら一階と二階の床面積の総合計となります。

階数が増えれば増えるほど延床面積は単純に倍ずつ増える計算です。

延床面積が大きいとその分間取りを増やすことができますが土地面積※の大きさを超えて建築することはできず法律で定められた建ぺい率※を守る必要があります。

土地面積のぎりぎりにまで建物を建てることは法律違反となるため
ある程度の余裕を持たせる必要があるのです。

限りのあるスペースを有効に使うためには延床面積を的確に生かすことが大切です。

※建ぺい率とは建物が土地よりも狭くなるように制限する割合です
※土地面積とは土地の大きさを意味し、建坪(約3.3㎡)に言い換えることもできます。

延床面積を生かして新築住宅を建築する
限られた土地、限られた延床面積を生かして新築住宅を建築する際には広く見える工夫を行うことがおすすめです。

例として挙げると、延床面積にはバルコニーやポーチ部分は
許容の範囲内であれば延床面積に含みません。

あえて設置することで広く見える工夫が出来ますし外観の見た目も好印象に仕上がります。

特にポーチ部分は限られた範囲であっても設けておくことで玄関付近の印象が良くなります。

新築時にはあえてこうした、延床面積に含まない部分もこだわりを尽くして設計を考えてみてはいかがでしょうか。

また、内装にも延床面積に含まない工夫を導入することが可能です。

こちらも例として挙げるとロフトや吹き抜けなどが該当します。

視覚を利用し、間取りの一部に延床面積に縛られない工夫をしてみましょう。

現在すでに土地を確保できている場合は該当しませんが土地を購入し、新築住宅を建築する場合には家族人数に合わせた最低限のスペースを確保することを意識しましょう。

先に述べたように土地を踏まえて建ぺい率をクリアした新築住宅を建てる必要があります。

ただ、あまりにも狭くなると、間取りに支障が生まれる可能性があるので注意をしましょう。

限られたスペースを生かす「ピロティ」とは
都心部や中心部などに近い分譲地などは、どうしても土地の価格は高くなります。

そこで、限られたスペースを生かすためのアイディアを最後にご紹介しましょう。
それは、「ピロティ」です。

聞き慣れないワードかもしれませんがピロティは延べ床面積に含まない部分なので、有効活用できます。

ピロティは、建物の一階部分にスペースを持たせる方法です。

この方法ならガレージのように生かす、子どもたちの安全な遊び場の確保、BBQなどができる庭などのアイディアが考えられます。

建物の下部がスペースになる分耐震は少し弱くなるのですが耐震設計をクリアすればすっきりと個性的なデザインが実現できます。

土地・建物を有効に活用したい、三階建てで一階部分に小さな庭やガレージを確保したい場合に延床面積に含まないように設計すれば税金も抑えることが可能です。

まさに設計の腕の見せ所となる部分なので是非ピロティという選択肢もご検討ください。

まとめ
今回は延床面積を中心に新築時におすすめしたいコツを紹介しました。

このほかにも新築時には様々なアイディアがあります。

家族だけの素敵な空間を作るためにぜひこだわりの施工例が多数ある専門家へご相談ください。